FROM:桂 裕
東京新橋のスタバより・・・
■「あの秀逸な質問はどこから出てくるのですか!!?」
2時間のコンサルが始まる前に、
どうしても気になっていたことをお聞きしていました。
先週の土曜日、メンター主催の勉強会があったのです。
別の用事で欠席したために、
その晩に勉強会を収録した音声を聞いていました。
勉強会に本題に入る前、
参加者からのこの1ヶ月の成果、疑問に
思ったことを質問しています。
うちのメンターはアドバイス型ではないので、
参加者からの質問に質問で返すことがあります。
ってか、それがほとんど。
音声を聞きはじめて、たったの数分後
ある質問に思わず唸ってしまいました・・・。
「ぐうううう・・・、こんな質問があったのか!!」
答えてないけど、●●さん(質問した参加者ね)
の疑問、もう解決してるじゃないか・・・。
■答えをお伝えする前に、
その状況を想像してもらった方がいいかもしれません。
あなたもクライアントさんにコンサルや
セッションを提供されていることと思います。
クライアントさんが考えていること
疑問に思っていることを話してもらいますよね?
つまり、「言語化」してもらっているわけです。
ですが、今の課題、疑問が明確化されている
クライアントさんって、ほんの一部ではないでしょうか?
多くのクライアントさんは、何に悩んでいるのか?
はっきりしていない、抽象度が高い状態にあるわけです。
抽象→具体化するための質問も
有効ではあるのですが、
デメリットとして、クライアントさんの中には
答えを強要されている、と受け取る方もいらっしゃいます。
そうなるとせっかく築いた信頼関係が崩壊する
危険があります。
これは、全て「国語」による答えを求めているから
なんですね。
「国語」による質問だけではなく、
「算数」による質問が有効な時が結構あります。
具体的には以下のような質問です。
理想の割合って何対何ですか?
理想を10点とすると、現状って何点ですか?
今日のコンサルが終わった時点で何点になってたらいいですか?
数値化することで、基準がはっきりするんですね。
多くの士業、コンサルタントの方が
クライアントさんの課題を解決しなければ!と
力んでしまうことがあるのですが、
クライアントさんにとっては、基準が明確に
なるだけでも、
コンサルティングを受ける価値を見出してくれます。
解決しなきゃ!しなきゃ!と
「国語」による質問を浴びせかけているのなら、
一度、「算数」による質問をしてみてくださいね。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
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